2010年01月06日

「国債を刷れ」だって

もう結構前の本みたいですけど、こんなブログを見つけました。
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/23565964.html
まあ本を売りたい気持ちは分かりますが・・。
ちょいとわからないことが多いので投稿。

簡単に言うと国債は日本国民から借りてるので政府の債務は日本国民の債権なので国債が増えても大丈夫ですよ、ってことなんだと思います。
コメントやアマゾンの書評を見るとみんな賛同している風です。

【わからないところ】

>国が国民から税金を取り立て、その税金でもって国民からの借金を国民に返す。
>税金が国民から結局また国民に帰ってくる。

うん。確かに国民の間で富が移転しているだけですが、これが実現するためには国債が増えて国民に返すべき借金がどんどん増えるとそのための税収をどんどん増やさないといけませんよね。現在の税収以上に負債が増えるとさらに増税しないといけない。それはいつか無理が出るのではないのでしょうか?つまり国債の発行余力は国の徴税能力によるのではないでしょうか?

また、極端な例を言うと個人資産が1500兆円として国債の発行残高が1500兆円になるとその後国債を発行したとき誰が引き受けてくれるのかということです。
日銀がお札を刷って引き受けるとか言うのでしょうか?
そうしたら国際的に円は信用がなくなって暴落してしまうのでは?

結局は潜在成長力が増えなければ景気回復はないのではないでしょうか。
ブログ主は景気が悪くなれば社会主義経済みたいな財政支出でも乗数効果が働いて経済成長が実現できる的な意見ですがそんな打出の小槌があるとどうして信じられるのか不思議です。  


Posted by 中肉中背か? at 00:02Comments(3)経済